WHITE LIE

【キャスト】

千帆…青木まり

瑞希…土屋彩香

聖…ちゃづけ

悠里…尾野由季

零…色鳥トヲカ

波琉…西尾優輝

 

【スタッフ】

演出…柴田茉莉

脚本…横月まひろ

演出助手…おかもとまゆ

照明…平田悠一

音響…白神冴京

衣装…大隅直美

舞台監督…大野竜

イラスト…ばたけ

2016年3月24〜27日

大山サブテレニアンにて

【あらすじ】

この世界には記憶を手に取れる形に結晶化した「結晶石」、

そして結晶石を取り出すことのできる能力者「グレイ」が存在していた。

 

結晶石を取り出すことは違法。

しかし、金持ちの道楽として結晶石が高価な値段で取引されているのが実情だった。

 

主人公「千帆」はそんな道楽の被害者。

ある日、グレイに襲われて目を覚ました時には結晶石を全て取り出されていた。

すなわち、彼女は全ての記憶を失ったのだった。

 

パン屋を営む聖という女性に助けられ、ひたむきに生きていた千帆のもとに

以前の親友と名乗る瑞希という少女が現れる。

 

「聖は過去がない私をまるごと受け入れてくれた人なの。私に過去がないことを肯定して一緒に暮らしてくれた。それなのに私が過去を探したら聖を否定しちゃうみたいじゃない?」

記憶がなくなった千帆にとって聖は唯一信じられる大切な人だったのだ。

 

そんな思いを抱えていた千帆も、

瑞希の後押しもあって自分の過去を探すことを決意する。

 

そんな折、ひょんなことから舞台となる町の市長の元に

グレイの能力を持つと思われるメイドがいることを知る。

 

自分の記憶を奪ったのはあのメイドに違いない。

そう確信した千帆がメイドと対峙した時、衝撃の事実が発覚する。

 

千帆の結晶石を奪ったのはそのメイドではなく、聖だった。

命の恩人と思われていた聖は結晶石を全て奪った憎きグレイ張本人だったのだ。

 

親友と名乗った瑞希も千帆に嘘をついていた。

瑞希は過去の親友ではない、赤の他人。

グレイを探すという目的のため、親友を騙っていた。

 

つつましやかで穏やかな日々。一緒に笑いあった自分を支えてくれる大切な人達。

それらは全て幻想だった。

 

自分が信じていた世界の崩壊。

深い絶望の中、千帆は、たくさんの嘘にまみれ苦しんでいた聖や瑞希の姿に気がつく。

 

聖は自分が冒してしまった罪と千帆を大切に思う気持ちを抱え続けていた。

瑞希は受け止め切れない壮絶な経験から解放されるためにグレイを探していた。

 

2人がついた嘘。

それはWHITE LIE(罪がない嘘)だったのかもしれない。

 

そう感じた千帆は2人を許すべく手を差し伸べるのだった—。

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